顔のお手入れは万全でも、頭皮のお手入れはどうでしょう。
頭皮も顔と同じく老化していきます。お肌の状態や年齢に
合わせて化粧品を変えるように、シャンプーも変える
必要があるのです。
健康な髪の場合、抜け毛は1日で100本程度です。もちろん、多い日や少ない日があります。
朝起きたときに枕を見てみましょう。抜け毛が10本以上の人は要観察!
抜けた毛が細く弱々しい、また毛根が変形していたり異物が付着していたら要注意です!
市販のシャンプーのほとんどは「高級アルコール系」に属します。
「高級」とは、上等という意味ではなく、炭素数が多い一価アルコールの総称です。
成分表示は「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」などが代表的。
刺激が強くアレルギーを引き起こす可能性があるので
注意が必要です。そして、洗浄力が強いために必要な
皮脂まで除去してしまい、頭皮が炎症をおこしてフケや
カユミなどのトラブルに繋がることも…。
特に乾燥肌の方にはおすすめできません。
脂性肌の方でも、皮脂の過剰分泌の原因になることもあります。
容器に表記してある成分名を見てもどれがシリコンか分からない方が多いでしょう。
化粧品に配合されるシリコン系の成分は10種類以上ありますが、「ジメチコン」「シクロメチコン」や
「クロスポリマー」などです。大半のコンディショナー(一部シャンプー)に配合されていて
静電気を防止し、指通りを良くサラサラに仕上げる働きをします。
「シリコン」は安全性が高く、溶解しない素材(成分)のため医療にも用いられますが、
ヘアケア商品においては洗髪時に身体に付着してしまい、すすぐだけではなかなか
落ちないのでヌルヌルが残ったり、吹き出物ができたり…。また、自宅で毛染めをした時に
染まりにくいと思ったことはないですか?
水に溶けない性質のシリコンで髪の表面をコーティングして
しまうと有効成分が入らないのです。パーマ液も同様です。
美容院では事前にシリコン除去を行ってから施術をします。
それに、シリコンが毛穴を塞いでしまうと育毛にも影響が出ますし、
育毛剤や栄養成分なども浸透しません。
ただ、シリコンは、傷んだ毛先をコーティングするという意味では優秀です。
傷んだ毛先は修復できないので、カットするか、手触りや見た目をフォローする為に
シリコン配合のケア製品を使用するのも良いかと思います。上手に使ってください。
※毛穴をキレイにするためにシリコンは地肌に付かないようにしましょう。
できるだけ毛先のみに使用することをおすすめします。シリコンが付着しているとスタイリングが長持ちしません。
1.頭皮にやさしいブラシでブラッシングして汚れを浮かせます。
2.湯船に浸かって身体を温めます。すると頭皮の毛穴が開きます。
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ぬるま湯(35~40度)で頭皮と髪を念入りに洗います。
これで汚れの大半が落ち、シャンプー時の泡立ちも良くなります。
※お湯の温度が高いと必要な皮脂が落ちて頭皮が乾燥してしまいます。 -
ロングヘアの方は髪を軽く絞ってください。
水気が多すぎるとシャンプーが流れてしまいます。 - 適量(ミディアムで500円玉くらい)のシャンプーを手のひらで泡立ててから頭皮に付けます。 後頭部はうつむき気味で髪をめくりながら頭皮に付けてください。
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1.頭皮を動かすつもりで揉み込むように洗ってください。
2.円を描くように、またジグザグに指の腹でマッサージするように洗ってください。
※頭皮を傷めますので爪をたてたり、擦りすぎないように。 -
ぬるま湯ですすぎ残しがないように地肌までしっかり洗い流してください。
この時、できれば軽くマッサージしながらすすいでください。
※ワックスやムースなどを使用している場合は2度洗いがおすすめです。